学生の自主的活動の評価と教育効果の向上

学生は、正課である教育・研究では評価されることが一般的に多いが、正課以外では評価されることが少ない傾向にあります。
一方で、正課外活動の社会生活と関わりを持つ活動が人間力の涵養に繋がり、教育効果をより一層高揚させるものです。
本学では、学内及び学外での活動を教育目的の明確化、就職支援に資することを目的として、平成18年度に島根大学学内資格認定制度を導入し、島根大学情報セキュリティ管理士・島根大学環境マネジメントシステムリーダー・島根大学地域医療推進リーダーを認定しています。また、学生表彰制度、指導教員制度による支援も行っています。
このように学生が行う諸活動を重要視してきましたが、依然として正課外活動への参加者を増加させることは困難な現状です。
そこで、学生生活における正課外活動を「ポイント」として学生個人に付与すると共に、カードリーダーにより活動データを収集・分析することにより、正課外活動と教育の相乗効果の検証を進めていきます。
また、学生が獲得した「ポイント」を、点数に応じて、授業料の一部免除、学用品、書籍等に交換できるという仕組みも構築することにより、学生への経済的な支援を行うとともに正課外活動へ積極的に参加できるようにします。